アフィリエイトはオワコンではない話を本音で語ろうと思います

「アフィリエイトはオワコンだ」と巷で言われているようです。

オワコンとは「終わってるコンテンツ」の略。

例として挙げるのがちょっと申し訳ない気がするんですが、かつて莫大な会員数を誇ったmixiなどは栄華期からするとそうした傾向があるとみられるコンテンツ(平たく言ってウエブサイトの事)ですね。

アフィリエイトがオワコン呼ばわりされるようになったのは、2018年前後。

そう言われるようになった背景が4つはあります。

 

アフィリエイトがオワコン呼ばわりされる理由4つ

アフィリエイトがオワコン呼ばわりされるようになったのは、ざっくり言うと「それまで収益化できていた手法で稼ぎずらくなった」というだけの話です。

4つ挙げて行きます。

 

SEOアフィリエイトに集まったアフィリエイターが多くて結果的にレッドオーシャンになった

アフィリエイトというネットビジネスの収益化モデルが定着してきて、アフィリエイターの数も相応に多くなってくると普通に考えて飽和状態に。

そうすると売れるアフィリエイト商品に多くのアフィリエイターが群がって激戦になり、ユーザーからの成約が得られ難くなります。

 

アフィリエイターが書きたがる代表的なコンテンツとして「商標キーワード」または「商標キーワード+【口コミ・おすすめ・料金】」などのキーワードを設定するパターンがありますが、この場合が一番レッドオーシャンになりやすいです。

 

アフィリエイターAのコンテンツで情報不足だと感じたユーザーは、アフィリエイターBの記事も見に行く、それで足りない場合はアフィリエイターCの記事もはしごする。

ユーザーがA~Cのアフィリエイトリンクを全部踏んでいたとしたら、A~C全員がアフィリエイトの成果が発生するけれど、報酬が確定するのは最後に踏まれたリンクのアフィリエイターだけ

最後のリンクではないアフィリエイターは、「成果が発生しているのに報酬が確定しない」という向けどころのない怒りでいっぱいになり出します。

 

※また、商標キーワードで検索してくるのは既存顧客も多く、「アフィリエイトの広告主は新規顧客の成果にしか報酬を払いたがらない」ので、成果は発生するけれど報酬が確定しない場合があります。

 

[st-kaiwa1]これが続く時に「アフィリエイトはオワコン、レッドオーシャン。」という言葉を最も呟きたくなるような気がするよ(^-^;。[/st-kaiwa1]

 

けれど、端的に商標キーワードで記事を書くのを止めたらいいだけの話。

商標キーワードで検索してくる新規ユーザーは特にいろんなサイトをはしごする傾向が猛烈に高いです。

ロングテールキーワードでSEO記事を書く方が新規顧客は獲得しやすいと言われているんですね。

 

アルゴリズムの大激変

SEOアフィリが特にオワコンと言われているのですが、それは検索エンジン最大大手グーグルが上位表示のルールを頻繁に激変させているところが大きいです。

2017年ごろからフレッドアップデート、アウルアップデートなどによってアルゴリズムの大激変が起こりはじめます。

同年12月、国内のヘルスケア・医療系のサイトが限定で狙い撃ちされ、特にアフィリエイターのサイトは圏外に飛ばされるようになるんですね。

コアアルゴリズムアップデートは以降年に3~4回実施されるようになり、アフィリエイターはドボドボ血を流して「もう対処法がない」と痛感するようになる。

 

2020年にきて「検索エンジンってほんとサイテーだな」という思いが確固たる事実になりつつあるような気がしますね。

2017年なんかは「信ぴょう性が薄い低品質なキュレーションサイトやまとめサイト」が圏外に飛ばされましたが、2020年になってそれらがまた再評価され出したりしています。

順位付けのルールに一貫性がないようにしか思えない、ただの好みの変化、と思うようになってしまう。

 

特にYMYL系サイトと呼ばれる医療・美容を含むヘルスケア系や金融をテーマにしてアフィリエイトサイトを構築するのは「地雷同然」と呼ばれるようになりました。

個人のアフィリエイターがそのテーマでウエブサイトを構築しても、検索エンジンに相手にされることはないからです。

 

大企業のコンテンツが優先的に上位表示されている

検索エンジンの好みは大企業に偏っているので、アフィリエイターが「アフィリエイトはオワコン」と言いたくなる気持ちも分からなくないです。

この間私は大企業のウエブサイトで、明らかな間違いを見つけてしまいました。

からかってみようかと思って問い合わせしたら大企業カスタマーセンターに丁重に謝られましたが、そんな状態でも検索エンジンは大企業のウエブサイトを上位表示したいのかな?と思ってしまいました。

この理由は「大企業だったら万一ユーザーに何かあった場合に責任を取れるから」。アフィリエターにはそれができないんですよね。

 

ヤフープロモーション広告によるアフィリエイトの排除

2019年3月ヤフープロモーションはアフィリエイトのリスティングを禁止しました。

ヤフーとアフィリエイター間でいたちごっこが繰り返され、ついに「ヤフーが行儀の悪いアフィリエイトを追い出したかった」の一言で済まされる気がします。

詳しくはこの記事をご覧ください。

 

巷で言われているアフィリエイトでの収益化対策はどうもつまらないんです・・・

ネガティブな話題ばかりでさすがに凹んでしまいそうな内容でした。

こんな暗い環境なので、巷で言われているアフィリエイトの収益化対策は、「大企業が小回り効かないようなニッチで稼げ!」とか、「SNSでフォロワーを集め、アカウントを養成しよう!そこから商品をちょろっと紹介してアフィリエイトしよう」などといったようにモチベーションが上がらないような施策が多かったです。

 

正直私は「巷で言われるオワコン対策」にどうもピンときませんでした。

対策と言っている本人が本当にその対策を実践しているのか?が書かれていない場合が多かったからです。

[st-kaiwa1]つまり口だけっぽいと、対策を閲覧している側も「とてもやる気になれない」という感じになる[/st-kaiwa1]

 

唯一、一つだけいいなと思う対策を見かけたとしたら、「オリジナリティの強化」くらいでした。

これは検索エンジンが好みやすい「独自の価値提供」にもつながるのですが、ターゲットユーザーを自社のオリジナリティで囲いこむようなイメージですね。

売れているアフィリエイターはこれを、キャラビジネスとして展開するパターンが多いように思います。

 

ここから「アフィリエイトはオワコン」について論破しようと思う

2018年のインターネット広告費は1兆4480億円(電通調べ)になり、テレビ広告費を抜きました

左下の経済産業省のグラフによるとインターネットを通じての取引は年々増加傾向に。

また、右下のグラフによると2017年の売り上げ30億円以上の企業にはアフィリエイトでおなじみの広告主3社が上位を占めているのが事実です

 

アフィリエイトは、インターネット広告の一つです。

インターネット広告がこれほどまで伸びている中で、アフィリエイトは収益化できないわけでもなく、実質オワコンになっているわけでもありません。

それはなぜ言えるのか?

インターネットで収益を上げるビジネスモデルの基本中の基本は以下の通りだからです。

 

[st-midasibox-intitle title="ネットビジネスの収益化の基本" fontawesome="fa-check-circle faa-ring animated" bordercolor="#FFC107" color="" bgcolor="#FFFDE7" borderwidth="" borderradius="5" titleweight="bold"]

【一定数のアクセス】

×

【需要がある商品サービス】

×

【良質なコンテンツ】

一定率の成約

[/st-midasibox-intitle]

 

アクセスと需要ある商品と良質なコンテンツがあれば、成約は一定率で決まるのがインターネットビジネス。

よってこの状態があれば、「アフィリエイトはオワコン」と呼んでいる人がいようと「アフィリエイトで収益化できる」というのは何の疑問を挟む余地もないんです。

 

アフィリエイトでこの状態を用意すれば成約は獲得できるので、3つの要素がなぜ必須なのかを探った後、「だからアフィリエイトはオワコンではない」という論破をしようと思います。

[st-kaiwa1]論破ってほどでもないですが。。収益化のために当たり前のように当たり前の作業をするだけ。[/st-kaiwa1]

 

一定数のアクセス

何のビジネスでもそうですが収益化のために欲しがる人を集めて一定数で成約を決める必要があり、これは集客と呼ばれます。

10%の成約率があるアフィリエイト商品を扱うとしたら、1成約を得るために10アクセスが必要です。

1成約得るためにあまりに少なすぎるアクセスしかなければ、多い成約は当然見込めません。

アフィリエイトではそのアクセスをできるだけ確実に集め、成約を決めるが理想と言えます。

 

需要がある商品サービス

需要が低い商品サービスを選ぶと少ない収益しか積み上がらない、需要がある商品を選べば多くの収益の積み上がるというのは、疑いの余地がない話です。

アフィリエイトの収益化は、需要がある商品サービスを選ぶのが必須。

 

また、人はよくわからないものは買おうとしません。

アフィリエイトではできるだけ知名度が高い需要のある商品を売るに越した話はないですね。

というのも、誰もが知っている商品は「皆使っているから安心できるしみんなの満足があるから売れている」という根拠のない漠然とした好印象を持たれやすいです。

一方認知度が低い商品は「購入して大丈夫なんだろうか?詐欺にあったりしないかな?」などと余計な不安が起こりやすい。※だから新しい企業の商品サービスはこぞってSNS戦略で拡散して認知度を高めようとします。

良質なコンテンツ

ネット検索するユーザーは自分に一番フィットする商品サービスを選ぶためのチャンネル・環境が膨大にあります。

欲しい商品サービスをどこで購入するか?選ぶ自由が無限に広がっているので、アフィリエイターは自社コンテンツを魅力的にして自社コンテンツで購入してもらうように準備する必要があります。

 

参考サイト

ブログ収益化のコツ

 

PPCアフィリエイトが「アフィリエイトはオワコン」を論破する

需要がある商品を紹介しているコンテンツに一定数のアクセスを流入させるには、上位表示できる確実性が必要とされます。

また、アクセスが獲得できるまでにできるだけ時間のロスも避けたいものです。

 

おそらくこの理想的なアフィリエイトを実現するには、広告費を払って上位表示させるPPCアフィリエイト以外にないと言ってもいいくらいです。

PPCアフィリエイトはクリックされてはじめて課金される広告費を払い、確実に上位表示させる仕組みでアフィリエイト広告を打って収益化する手法です。

それはどれだけ現実的なのか?を以下お伝えします。

 

①ライバルが一定数存在する

ライバルが存在している手法は、収益化を一層現実にする条件と言えます。

理由は端的に「収益化の実績がある手法だから皆取り組もうとするから」。

収益化できない手法であればみんな取り組もうとしません。

 

以下のグラフは冒頭でお伝えした2018年インターネット広告費の内訳を表しています。

出典:電通

インターネット広告費総額1兆4480億円のうち、リスティングとアフィリエイトを合わせると総額の46.2%を占めています。

  • 検索連動型広告(リスティング広告):5708億円
  • 成果報酬型広告(アフィリエイト):990億円

この数字が、「収益化できるから皆取り組みたがる」の実績といってもいいでしょう。

つまりリスティングとアフィリエイトはネット広告費の半数を占めているので、ネット広告の手法としてメジャー中のメジャーと言えます。

その掛け合わせであるPPCアフィリエイトはいいとこ取りしたやり方です。

 

SEOアフィリでライバルが増え、レッドオーシャンになって収益化しずらくなったのがアフィリエイトのオワコン都市伝説の理由だったりするので、「ライバルがいた方が収益化しやすい」というのが一見矛盾しているかのように思えますが・・・

しかしこれには以下のとおりSEOとPPCに明確な違いがあるので問題ありません。

SEO PPC
順位操作はできるか? ×
アクセス数を調整できるか? ×
検索結果に表示される情報は調整できるか? ×
検索語句によって表示・非表示を切り替えられるか? ×

 

ライバルとの被りを避けることができれば、レッドオーシャンにはなり難いです。

調整できる点はPPCアフィリエイトの魅力と言えます。

 

②待ち型のアフィリエイトではなく、アクセスを広告費で刈り取れる

SEOアフィリエイトの場合少なくても30記事の良質なコンテンツを用意して、検索エンジンからの評価が得られるまで3~6ケ月待つ必要がある「待ち型ネットビジネス」です。

しかも上位表示できるかが極めて不確実、アクセスがくるかどうかもわからないので収益化はもっと不透明です。

 

PPCアフィリエイトの場合、広告費を出すことで上位表示が確実になるのでアクセスは一定率で来ます。

SEOアフィリエイトの不確実性を広告費で明確一発解決するのがPPCアフィリエイトなのです。

 

③初心者・副業希望にも魅力的なビジネスモデル

アフィリエイトの良さといったら下の3つですね。

  • 無在庫でOK
  • 初期投資がパソコンくらい、ランニングコストはネット環境やレンタルサーバー費程度
  • 利益率が半端なく高い

 

副業を始めようとする人が一番初めに思いつくのがリスクが少ないネットビジネスと言われるのも、うなずけるほど魅力的なビジネスモデルです。

副業希望者でネットビジネスが初心者であっても、はじめはみんな初心者。1個1個積み上げればいいだけの話。

そしてウエブの性質上いくらでも修正が効くというのが、初心者にも取り組みやすいビジネスモデルとなっています。

まだまだこれからは 個人で稼ぐ力が必要になると思います。

 

SPAをアフィリエイトしているアフィリエイターさんの記事です。

個人で稼ぐ時代は終わるのか?

SPAのように広告を利用すれば、キーワード選定とかんたんなページでアクセス、報酬を獲得できるのです。

まとめ

アフィリエイトはオワコンではない、というお話を淡々とお伝えしてきました。

オワコンと言いたい気持ちもわからなくないですが、それは「それまで収益化できていた手法が効果を発揮しなくなった」というだけのお話し。

 

「変化が早いインターネットビジネス」では、実践者も変化していくのが当たり前ですから、個人的な感情を挟まずに淡々と収益化できる方法を実践するだけにかかっている気もします。

 

 

以下は「アフィリエイトはオワコン」として挙げられていた課題を解決するための手法がぎっしり詰まった私の教材です。

じっくり参考いただけましたら幸いです。

収益化できてる人は実際にかなりいるPPCアフィリエイトの教科書

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